まさんぽぶろぐ

毒親育ち、ガンサバイバーが借金をかかえてから、資産1000万まで増やして、か細い幸せを手に入れるまでの道のりやノウハウをつづっていきます。

真夏の車に放置される子ども

これも4-5歳の頃。
母と二人で車でお出かけしたのは夏の昼下がり。
昼食を食べてうとうとしていた私は行きの車で眠ってしまいました。

目的地についた車の中は、真夏の日照りで高温になっており、暑くて目が覚めました。
しかし目が覚めると母は買い物をしに消えていました。
車の鍵は閉まっています。

いつも「怖い人が来るから絶対に鍵を開けてはダメ」と言われていました。
このままじっとしていないといけないと思いました。
ですが、母は帰ってきません。

窓を開けるくらいならいいかな。。
少しだけ涼しくなりました。
ですが、母は帰ってきません。

ダメだ、暑すぎる。。
外に出たい。。
私は意を決して外に出ました。

しかし、近くに日陰があるわけでもなく、車から離れるのも怖かったので結局は車に戻りました。
私がこんな状態で待っていることを母は気にかけてくれないという怒りや失望の中、このままもし怖い人が私を連れ去りに来たら、私が死んだりしたら、母は悲むんだろうかなど考えだして頭の中はぐちゃぐちゃでした。
そして私はいつの間にか意識を失っていました。

気が付いたのは夕日が落ちる頃、母が運転する帰り道でした。
私はポカリスエットを飲まされていました。

もう少し暑い日だったらきっと私は死んでいたことでしょう。
この一件から、母も私のことを愛してくれていないんだな、と感じるようになりました。